揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び

    “冬の森でキノコとり”  2018.12.9

 

 暖冬傾向が続いていましたが、ついに寒波がやってきました。時雨模様の中、大野町の山もうっすら雪をかぶりました。体調を崩し参加できなくなった親子もいましたが、親戚グループの4人が元気いっぱいやってきてくれました。
 まずは、車で峠まで様子を見に行きました。雪はすぐ上まで来ていましたが、時雨も上がって雨具なしで行動できました。冬は活動が弱まり生き物の気配が少なく寂しい気もしますが、広葉樹が落葉し、森の自然観察には好適な季節とも言えます。そこで<フィールドサイン(動物の活動した痕跡)探し>。峠近くでクマの爪痕を観察しました。リスの食痕(通称エビフライ)も見つけました。道路際のアナグマの巣穴(らしきもの)も案内しました。冬の森も探せばいろいろ面白いものが見つかりますね。お目当ての寒タケは?
 森の中に入ります。その気になって見ると冬でもいろいろなキノコが見つかります。とりわけ小さい子は目ざとく大人が見落としてしまうようなものを次々に見つけ出します。それでも寒タケなどの食べられるキノコは狙って探さないとなかなか見つかりません。そこでねらいを定めて森の中へ。「ふがりの森」は(人工林でない!)広葉樹林(しかも平地林!)が広がっています。そしていたるところに獣道が走っています。下草も少なく(ただし、シカが増え下草を食べ笹が刈りはらわれたようになってしまっているのは問題ですが)、キノコ探しには好都合です。9月の台風でなぎ倒された大木を超えて奥へ入っていくと‥‥、ありました。ナメコでいっぱいの倒木が!これで目標達成といいたいところですが、本来のお目当ては寒タケことヒラタケ。さらにキノコ探しを続けます。そしてついに見つけました。倒木から出た寒タケ(今年は出るのが少し遅いようです)。お昼はお弁当と一緒にキノコラーメンをいただきました。ナメコたっぷりのラーメン(醤油味とみそ味)。キノコ嫌いの子どもは結構いますが、全員「おいし~い!」キノコ好きのおばあちゃん(いとこ同士の男子の共通の祖母)に楽しい報告ができそうです。
 今年のキノコ採りはラッキーでした。改めて「ふがりの森」の神様に感謝。そして地元の伊藤さん(私の友人)の協力とそのお仲間の地権者のご理解に感謝いたします。

こんなところにクマの爪痕!?  「エビフライ」見つけた!
リスの食痕 
アナグマの糞
イタチの仲間は目立つところにウンコをするのが好き? 
森の中に入っていきます  難所を超えて森の奥に入っていく 
ついに発見!
ナメコの倒木 
森からの脱出 
倒れた大木を乗り越えていく
ついに寒タケ(ヒラタケ) を発見! こんなところにも寒タケ が! キノコラーメンを食べて
おいしい顔 


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