金華山・長良川の生き物と遊ぼう
―Eボート川下り― 2018.8.12
愛媛、広島に大きな被害をもたらした集中豪雨以来まるっきり雨が降らず、今日川下りを終えて河原に上がってやっと雷雨に見舞われました。長良川は大増水で流れが大きく変わり、日照り続きで渇水、水温は上がり、川底には緑の藻が繁茂し、水は緑に濁り、魚も川底も見えません。悲しい!それでも酷暑の中、Eボートで川を下り
川遊びができることは幸せといわなければなりません。
いつものように藍川橋の河原から対岸の山田川合流点を目指します。小学生が多かった昨日の川下り(木曽三川フォーラム主催)とは違って川慣れた精鋭ぞろい気持ちよく漕ぎ下っていきます。といっても流れているはずの川の流れが感じられません。合流点のプールはやはり濁っていつもなら魚がいっぱい泳いでいるのにそれが見えません。カメが何匹か泳いでいるのを発見できたくらい。たも網であさってみても何とかヤゴがとれただけ。先へ向かいます。次の難関は左岸側に流れ落ちている浅瀬。底を石(その石が濁って見えない!)で擦りながらもクリア。岩にぶち当たる流れも大したことはなく、曲がりこんでしもに上陸。岩の上によじ登りました。そして飛込み。気持ちいい!ついに新しい飛び込みポイントを開拓しました。これも川の流れが変わったおかげ。やっぱり毎回なにか新しい楽しい体験に出会うものですね。この先、千鳥橋かみの「左巻き」は反転流がなくなってしまい、「古津のワンド」も本流とワンドな境目があいまいになってしまいました。ただし、鵜飼大橋のしもの瀬で大きな変化が起き、楽しいホワイトウォーターのポイントが出現しました。川下りの最後のハイライトになりました。
10年以上ラフトボート、Eボートの川下りを続けてきましたが、今年ほど川の流れが変化した年はありません。「川は生き物」常に状態が変化しているのは当然のことですが、それが人為的な要因でもたらされているとすれば残念なことです。今回は「清流下り」ではありませんでした。アユの泳いでいる姿は見れませんでした(川面をはねていたのはたぶんアユ)。それでも山田川合流点の川底の石にアユの「はみ痕」(岩についた藻類をこそげとった痕)を発見しました。猛暑の長良川ですがアユたちは頑張っています。年寄りは頑張るのはだめです(笑)。いい季節になったらまた川を下って遊びましょう。
大量の土砂の流入で流れが変わってしまった。 川が平板に |
大増水で流れ込んだ漂着ごみ | ヤンマのヤゴ | 飛び込み岩 流れが変わったおかげで新規開拓 |
飛び込みを繰り返す |
Eボートならではの川遊びポイントになった | 鏡岩の一部がはがれて落下した |
流れが変わって「左巻き」 がなくなった? | 古津のワンドでお昼 | 最後の時間まで飛び込んで遊ぶ 納涼台隣の取水口 |