金華山・長良川の生き物と遊ぼう

   ―ドングリムシで魚釣り―   2018.10.28



 名古屋市の親子、今週も来てくれました。先週は干上がり寸前の小川での釣りでしたが、今回は水量十分の長良川(山田川の合流点)。期待がもてそうです。
 最初は金華山のふもと岩戸の林でドングリ拾い。今年はドングリのあたり年。すぐに十分な量が集まりました。今回の発見。ドングリの種類ごとにそれぞれのドングリムシ(シギゾウムシの幼虫)が入っているのはわかっていましたが、アベマキのほかコナラのドングリにも使えそうな虫が入っていたことです。「生態系」ですね~。
 昼前に釣りエサのバックアップのミミズをとるために達目洞(だちぼくぼら 金華山東側)に入りました。まずは達目洞の散策。シーズン最後のヒメコウホネの花がけなげに咲いていました。四季折々美しい達目洞の風景ですが、秋が一番かな。ミミズとりにかかります。自然豊かな里山なのでミミズはどこにでもいるはずですが、ここはイノシシにとっては絶好のえさ場。おいしいところは先の持っていかれてしまう?ところが参加者のお母さん、仕事柄ミミズがいる場所を知っている!アスファルトの上に積もった湿った落ち葉を掻いてみると、出てきました!「へー」 ここにも「生態系」!勉強なりました。
 昼からは釣り場の山田川の合流点。コンクリートブロックで本流と分けられて、本流からの水が流れ込んでいる。泳ぐ魚の姿も見えいい感じです。拾ってきたドングリからドングリムシを取り出し、準備完了。ところが‥‥

 まずい!準備した百均の竿を開けてみると、釣り糸はとんでもなく太い。釣り針も以異常に大きい。いつも車に積んである仕掛けも忘れてきてしまった。すべて私の責任です。粘ってみましたが、釣果はゼロ(ボウズ)。Aさん、Cさん、ごめんなさい。思い通りにはいかないのが自然ですが、しっかり準備をしてかかるのが自然体験の原則です。それにしてもやはり、長良川はきれいでした。これに懲りず、ぜひまた遊びに来てください。

追記
 翌日、反省の思いを胸に、同じ日程で釣りに再挑戦してきました。仕掛けを変えて(竿は百均のもの)でトライしてみると‥、かかりました!ミミズ、オオブタクサ虫(事前に長良川の河原でとって来た)、ドングリムシ、どれも通用しました。これからも「地産地釣」を大切にして<手作り釣り>を続けていきたいと思います。

 達目洞散策
ヒメコウホネがきれいに咲いていた
ミミズとり
アスファルトの上にもいる! 
山田川合流点でお昼  自分たちで とってきたドングリムシ
量は十分でしたが
 秋の長良川は静かできれい
ここからは参考映像
翌日の釣り 
ミミズにヒット  カワムツ、ウグイが釣れました  結構釣れました   


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