ずっと続く寒波による大雪で根尾東谷は雪がいっぱい。それでも今日は「普通の寒さ」に戻り風もなく絶好のネイチャースキー日和。全員ネイチャースキー初体験(ゲレンデスキーもやっていないそうです)。どうなることでしょう。雪の残るキャンプ場へのアプローチ、車の前にシカが現れました。小鹿でまだ人を恐れてないのか(今ハンターの一団を通り過ぎてきたばかり!)止まってこちらを見ています。おかげってしっかり観察することができました。シカの害が問題になっていますが、こうやってみてみるとやっぱりかわいい!参加者の皆さんには幸先先いいプレゼントになりました。
 NEOキャンピングパークでスキーセットを借り、クロスカントリーの板をつけて雪のキャンプ場を出発します。キャンプ場は雪のシーズンには珍しく何組かのテントキャンプの客がいました。それだけ天候行きの状態が良く、ネイチャスキー昇進者には上々の条件です。キャンプ場内の雪の起伏を越えて進んでいきます。人は踏んでない雪の上をあるくこと自体が「歩くスキー」の練習です。小1男子の親子は思うようにいかなくて(それが普通です)スタートから苦戦しています。キャンプ場わきのスロープが「練習ゲレンデ」になります。雪の斜面はざらめ雪でで安定していてスピードも出ず、滑りやすい。最初怖がっていた小学校低学年の二人。慣れてくると目に見えて上達していきます。うまく滑れるようになると自信がつきスキーが安定する、そうするとさらに滑るのが楽しくなるという好循環!(その逆もありますが) いつも感じることですが、子どもの順応はすごい!もう一人の小5女子はといえば、最初からスキーの乗れていてすいすい滑っています。すごいですね〜!
 ここまではまだ練習で「ネイチャースキー」とは言えません。キャンプ場から離れて河原のフィールドへ向かいます。まずは「雪の壁」(雪の下は石とコンクリートの護岸堤) これを越えないと先には進めません。しかもこれに失敗してずり落ちると冷たい川の中です!いきなりの試練ですが、一人ひとりサポートして全員一段上まで上がることができました。ここでお昼。スコップで雪のテーブルを作り雪上ランチ!いつものことながら雪のフィールドのお弁当は格別おいしい!キャンプ場への帰りも試練の「雪の壁」が待ち構えていましたが、頑張って全員無事戻ってきました。
 昼からは車で橋(本来はここがネイチャースキーのゴール)まで移動して雪のフィールドの探索。スキー板は着けずに「ツボ足」出歩きます。まずは神社の森に入ります。ここにはムササビが住み着いているはずですが、見つかったのは雪の上に黄土色目立つ小さな糞。モモンガです。本殿の周りにはタヌキの足跡も見られました。雪の上を動き回っている野生動物の姿を想像してみるのは楽しいことです。次に林道に向かいといろいろな動物の足跡が見られてこれまた楽しい。そのほかにもタヌキの糞(とみられるもの)、サルが木の皮をかじった痕などの<フィールドサイン>を観察することができて、子どもたちは十分楽しんでいました。
 今回は全員慣れない(一人は簡単に順応していまいましたが)ネイチャースキーということで、行動範囲も限られたものでした。しかし、人が入っていない雪のフィールドは日常とはかけ離れた素敵な空間であるのは、自然体験の難易度の違いはあれど変わりません。今シーズンはまだ雪遊びをやりつくしてはいません。ナイチャースキーの楽しみはまだまだ続きます。

小1のT君、スタート早々「もういやだ〜」 といっている? 親子ともども苦戦しています  何事も慣れが肝心
少しずつうまく滑れるようになってます 
滑った分登り返す、の繰り返し  ネイチャースキー初挑戦にしてこの滑り! 
川岸の「壁」を乗り越えてやってきました  ランチのテーブルづくリ 
子どもたちもスコップを手に頑張りました
ネイチャースキー の楽しみ雪上ランチ
雪のフィールドでのお弁当は格別!
キャンプ場に戻ってきました 
お疲れ様
雪に覆われた橋を渡ります 
雪に閉ざされた神社の探索
これは何かの巣穴!? 
スキーをつけていないと足が埋もれて大変!  <フィールドサイン> 
これは猿が木の皮とかじったもの
シカ、キツネ、ウサギ…、いろいろな動物の足跡がそこここに見られて楽しい!   

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親と子のネイチャースキーin根尾東谷

2018.2.25