揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び

    野草天ぷらパーティー  2019.4.21

 

 4月に入って山では大雪が降りましたが、里では晴天が続き記録的な乾燥状態になっています。「ふがりの里」ではおいしそうな野草がいっぱい顔を出していますが、参加申し込みがなく心配していました。2日前に2家族6名の申込が入りやっと企画が成り立ちました。長良川下りに参加された方はみえましたが、全員「ふがりの森は初めて。ただし今回も天ぷら指導にT夫妻(エヌエスネットのキャンプの卒業生の親御さん)が来てくださって態勢は万全。
 野草摘みの前に、山の神様への挨拶を兼ねて森の中を散策。広葉樹が多い森は新緑が美しく心が洗われる感じでした。スタート地点に戻って、車で「絆の森」移動。植栽された林の中はほとんど人の入った気配がなく、目に入るのは獣道ばかり。でもおいしそうは野草が目立ち、セリ、クレソン、ミツバ、イタドリ、アケビの新芽がとれました。
 午後はお待ちかね天ぷらパーティー。不動塚の桜の下で天ぷらのセッティングをしました。午前中とった野草にワラビとタンポポも加わりました。Tさんの指導で天ぷら揚げを任されたのは小6のTくん普段から料理をやっているようで(将来の希望は料理人!)筋がいい。つぎつぎに天ぷらが揚がり、みんなでおいしくいただきました。苦みのある野草は苦手な子どもが多いようですが、全員おいしいと言って食べてくれました。ここで大人はビールが欲しくなるところですが、Tさんからのノンアルコールビールの差し入れ。何から何までお世話になってしまいました。それで、今回の天ぷらのネタのベストワンはというと?‥‥ コシアブラ!いつもお世話になっている地元の伊藤さんから特別に(畑で栽培している!)いただきました。やはり山菜の人気者。でも野草の天ぷらはこの時期ならではの味わいでした。普通の野草がおいしいわけですが、今や外来種に押されて、在来種が希少種になりかけています。「ふがりの里」は人工的な要因が少なく、農薬の影響も少ないように思われます(タンポポがすべて在来種!)
 今回の<野草天ぷら>は“とって、食べて、遊ぶ里山シリーズ”の入門編ですが、やはり食べれるものを探してとるのは楽しい。これから冬になるまで、毎月楽しく、おいしい企画が続きます。多くの人に(多すぎてもオーバーユースになってしまいますが)「ふがりの里」、「ふがりの森」のすばらしさを体験していただいて、日本の里山の価値を再認識につながっていけばと考えています。

 春の恵みタケノコ
早速イノシシがおいしいとこの先取り
新緑の森の散策は気持ちがいい  いい森があってのいい水
「ふがりの泉」でのどを潤す 
小さな小川でセリ摘み
湿地は長靴で(蛇対策にも) 
山際の草原
おいしそうなイタドリが生えていた 
 天ぷらも下準備  天ぷらを揚げる手つきがなかなかいい つぎつぎに天ぷらが揚がってきます  すべての種類の野草天ぷら、おいしくいただきました  もふもふ毛虫
春の陽気に浮かれ出したか 


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