金華山・長良川の生き物と遊ぼう

   Eボート川下り(トライアル   2019.7.7



 天気予報では全国的に雨マークが続き、鹿児島では記録的な大雨で「命にかかわる警報」出ています。そんな中一時的に雨は収まり梅雨の晴れ間の一日となりました。にもかかわらず、Eボー川下りの申込はゼロ。残念ですが、いつものスタッフの尚さんと二人でインフレータブルカヤックで藍川橋から長良橋まで下りました。水量はこの時期の平常に比べて+30cmほど、水は笹濁り。悪くありません。今シーズンはじめての長良川下りですが、昨年からの川の変化が続いており、土砂の流入による流れの平板化が進んでいます。
 絶好の川遊び日和にもかかわらずスタート時点10時藍川橋はバーベキューの2人のみ。対岸に渡った山田川合流点は分流の突堤の先が河原を越えて本流の水が流れ込んでいました。いつものウォータースライダーのポイントは流れが強く子どもには厳しい状況(大人向き)になっていました。そこで私たちはボートをこの流れに入れ、本流からの流れがぶつかる大岩までの下りを試みました。ちょっとスリリングでなかなか面白い。大岩を越えると新しく見つけた飛び込み岩。水位が高くボートは岩の上に引き上げました。子どもたちがいればここから飛べこませるところですが、私たちは飛び込まず(水が濁ていたので意欲がわかず)。次のポイント「左巻き」はこの水量でも渦はなし(消滅してしまったのでしょうか)。定番の川遊びポイント「古津のワンド」は土砂の流入によりさらに形状が代わり淀みが一段と強くなりました(飛び込み不適)。ただし、(淀みが好きな)カワゴイの群れを見ることができました。川下りの最後、金華山下の流れはどう変わったのでしょう。そのポイントに近づくと‥‥、流れが消えている!話には聞いていましたが、金華山下の急な流れを締め切ってそこを石河原にしていまったのです。う~ん、鵜飼船がさかのぼる航路の確保というのは理解できますが、ここまで川を改変していいものか。川を愛する者からすると大きな疑問が残るものです。急な流れの瀬と穏やかな深い淵があってこその生きた川。上陸地点の長良橋の下にいっぱい魚たちが泳いでいてほっとしましたが。
 次は大勢で川遊びに来たいものです。
スタート時点の藍川橋河原は人気がなく静かな船出  山田川の合流点は本流からの流れ込みもあり早い流れになっていた  ポイントの飛び込み岩では水位が上がっていてボートを岩の上まで上げる   新しい飛び込みポイント
今回は水位が高く水の濁りもあったので飛び込まず
左岸の岩には大量の流木が
洪水時水の流れが押し寄せているのがわかる 
千鳥橋かみ「左巻き」
川の流れが変わり渦がなくなっている 
千鳥橋しも 左岸がえぐられ竹がなぎたおされている 古津のワンド
かなり淀んでいるがカワゴイの群れが見られた  
鵜飼大橋越しに見る金華山
川下りのビューポイント 
「納涼台」かみ
河川工事によって金華山すその急な流れが消えた!


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