ついにやってきました。バックカントリーの「聖地」白川郷馬狩。異常な積雪状況の今シーズン。奥根尾のフィールドはほとんど雪なし。雪を求めて高速道路を使って「豪雪」白川郷にはいりました。山スキーで何度も訪れていて、フィールドの美しさは折り紙付きだと思っています。今回参加希望がネイチャースキー未体験の親子2人だけでどうなることか少し不安もありました。慣れないネイチャースキーということで行動範囲も限られ、どうなるかは幕を開けてみないとわからないという心配もありましたが、エヌエスネットの自然体験活動(飛騨美濃自然学校)の卒業生が2人(大学生と社会人)参加してくれてとても楽しいネイチャースキーになりました。
 駐車場はトヨタ白川郷自然學校が県外から集まってくるバックカントリースキーヤー・ボーダーに開放していてありがたく使わせてもらいました。除雪された道路の側面はちょっとした雪の壁(それでも例年に比べれば高さは半分)。雪の壁を上って雪のフィールドに出ます。まずは、「歩くスキー」の練習から。初めての人は最初はスムーズには歩けない。まして滑るとなると足首が固定されなくてかかとが上がる靴なので簡単にこける。小3の女の子は苦戦します。お母さんの方はといえば、昔ゲレンデスキーで覚えたプルーク(板をV字に開く)でうまく対応しています。女子大生は運動能力抜群で雪の起伏を簡単に上り下り(滑り)をおなしてしまっています。もう一人の社会人男性はネイチャースキーは何度も経験しているので余裕。女の子の面倒をよく見てくれました。午前のフィールドは先が人工の杉林で面白くない(しかもクロカンで歩くのは難しい)ので午後からは転進。道路の反対側のフィールドに入りました。前方に丘(たぶん東海北陸道を作った時の残土)があり、そこに上ってランチにしました。トヨタ白川郷自然學校の施設から離れていないので自然度は少し低いですが、景色は抜群。前方に野谷荘司山が迫力の姿を見せています。空は真っ青でこれ以上ない雪上ランチ日和です。それをは5人で独占しているのが申し訳ないくらいです。食事がすむと丘下り(ダウンヒル!)です。ここをうまく滑ることができれば快適そのものですが、初心者にとってはなかなかの試練です。お母さんのほうは大人の技でだましだまし滑り降りてきますが、女の子のほうは大変です。何度も転びます。ここで泣きが入っても不思議ではありませんが、根性でネイチャースキーを続け、最後は緩斜面を転ばずに滑れるようになりました。
 今回は初心者のネイチャ―スキーということで足をを伸ばすことができませんでしたが、改めて白川郷馬狩ほネイチャースキーのフィールドとしても一級であると実感しました。経験や技術の差で楽しみ方は色々ですが、山
でなく適度な起伏があること、雪が豊富なこと、アクセスが簡単なこと、どれをとってもネイチャースキーのフィールドにしないでほおっておくのはもったいない(熟達者にはBCクロカンでも十分に楽しめる)と思います。機会があればまた是非ネイチャスキーで遊びに来たいと思います。

まずマスは歩くスキーの練習から  クロスカントリーの板で滑る
始めはこけるのが当たり前 
頑張って滑っています  楽しい雪上ランチ前方に野谷荘司山  (難しいけど) 楽しい丘下り
登り返します  登ったら滑る!
滑ったら登り返す
うまく滑り降りました!  調子が出てきました 
じぶんでシュプールをつけるのは気持ちいい 

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親と子のネイチャースキーin白川郷馬狩

2019.2.24