揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び

       ―夜の森探検―  2020.9.12


 久しぶり「ふがりの森」ナイトウォーク。2家族6人が参加してくれました。ここのところ不安定な天候が続き雷雨の心配がありましたが、何とか雨は免れそうです。日の入り前、まず森を散策します。湿度が高く気温が高くないのにまとわりつくような湿気で昆虫や動物の気配がほとんど感じられません。それでも樹液の出ているアベマキの木を探し回ってついに見つけました。コクワガタ!見つけたのは最年少のJ君。小さい子は虫を見つけるのが上手ですね。
 暗くなってきた駐車場を後に車で花立峠に向かいます。峠からは歩いてライトをつけずに展望台へ向かいます。視界が聞かないのでその分嗅覚が鋭くなり微妙ながら甘酸っぱいにおいが感じられます。東屋のベンチでお濃尾平野の街の明かりを見ながらの弁当。昼の展望もきれいですが、夜景は格別です。

 次は<ナイトサファリ>。ライトをスモールにしてゆっくり慎重に下っていきます。うまくいけばシカに出会えるはずでしたが…、パッシングライトをつける機会はありませんでした。シカも夜の散歩に出る気分になるような天候ではなかったのでしょうか。峠では空が雲に覆われていましたが、降りてくると雲が切れ星空が顔をのぞかせていました。
 再び森の中へ。今度は赤いセロファンで覆ったライトをつけて歩きます。動物を驚かせないようにする工夫ですが、一向に動物が現れる気配がありません(シカが警戒音を出してもよさそうなところですが)。足元が明るかった時と同じの道をたどって獣道に入ります。どんどん入っていくと突然発光。前日にセンサーカメラを仕掛けておいたところです。果たして野生動物は映っていつのか?結局、めぼしい生き物は見つけられず。最後は赤セロファンを外し普通の照明にしてシカを探します。‥‥すると「何か動いた」と初参加のHちゃん。みんなでその方向に目を凝らすと、いました!ライトに照らされたシカのメデス。こちらを見ているようです(本物の野生のシカはシカトしません)。そばにもう一頭いるようです。お目当てのシカを見れたことに満足して森から出てきました。
 豚熱(豚コレラ)で鳴りを潜めていたイノシシも活動し始めています。天候不順のせいか野生動物の活動が活発でないような気がしますが、やっぱり「ふがりの森」は生き物たちの天国。子どもたちにまたこのわくわく感を味わあせたいものです。

夕方の森 
だんだん暗くなっていきます
クワガタを求めて森の中をさまよいます  いました!  樹液に集まった蝶とクワガタ  真っ暗な森の中
「何かいる!」 

センサーカメラがとらえた写真
ハクビシン

home