ふがりの森 親子で森遊び
―キイチゴつんでジャムづくり!― 2021.6.12
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今年は季節の変わりが早くタケノコは例年より2週間ほど早く出ました。梅雨入り宣言も5月下旬に早々と出ました。今日の天気予報は雨もありですが、お目当てのキイチゴはちゃんととれるのでしょうか。本日参加の皆さんのほとんどがエヌエスネットの自然体験は初めて。「ふがりの森」も初体験です。蒸し暑いグランドの駐車場か森の中に入ると一気に気温が下がり心地いい感じになります。まずはシイの実を拾ってそのまま食べることに挑戦。昨年の秋に落ちたものですが、まだ食べられるものも落ちていて私(良さん)が食べてみせると、子どもたちも試してみて「おいしい!」(子どもたちはもともとは偏見がありません)。いつものように山の神様の場所で挨拶します。「今日もここで遊ばせてもらいます。よろしくお願いします。」いい出会いがありますように!森の中いろいろ遊んで一回りしてくるともうお昼。各自好きな場所でお弁当にします。。
午後はいよいよキイチゴ摘み。フィールドへは車で移動。ほとんど人が入っていない道を進むと道のわきにキイチゴの実が出てきました。さあみんなで摘もう!でもキイチゴはバラ科で枝にとげがある。藪を分け入ってとるのは小さい子どもにとってはなかなか大変なこと。道端のとりやすいのを摘んでいきます。なかなか量がとれない!次のお目当てクワの実(マルベリーというとおしゃれな感じがします)。その場所へ行くとかなり高いところにいっぱい実がなっています。ちょうど完熟の時期にあたって地面に落ちている実もたくさんあります。そのまま手で積める実は意外と少ない。小さな子はお母さんに抱き上げられたり、お父さんに肩車してもらって摘みます。
まだ量が十分でないのさらに先へ進みます。けもの道を分け入って巡視道を進むと道路に出ました。途中珍しいコジキイチゴに出会って実を摘みましたが、まだまだ量が足りません。さらに進むと草藪の中にお目当てのキイチゴ(ニガイチゴ)の群生にやっと現れました。みんなで一生懸命実を摘んで何とかジャムにするだけの量を確保しました。
グランドの駐車場に戻っていよいよ最後のジャムづくり。採ってきた実を水洗いした後、グラニュー糖(実の1/3量)を加えへらでかき混ぜながらゆっくり煮詰めていいきます。だんだん甘酸っぱい香り漂ってきていい感じななります。20分もすると水気がなくなり出来上がり。そして試食。キイチゴ、クワの実(マルベリー)どちらも好評でしたが、どちらかというとクワの実のほうが人気でした(確かにジャムにすると味が一段とアップする)。
今回はいつもの常連さんとは違いどんな感じになるかは予想がつきませんでしたが、親子そろって新しい自然体験に満足していただけました。普段は「森のようちえん」で活動されている親子さん。自然遊びに慣れてらっしゃる。小さの子どもは動物に近い存在。親が余計な知恵や脅しを与えなければならない生まれもった感性を発揮できるもの。企画した私もいい体験をさせていただきました。改めて参加者の皆さんと「ふがりの森」の神様に感謝。ありがとうございました。