金華山・長良川の生き物と遊ぼう

   ―フィールドサインさがし―   2021.5.29


 5月なのにもう梅雨に入っています。今日は梅雨の晴れ間、前日までの雨で達目洞の水位は上がっています。
今回の参加者は3家族、いずれも達目洞は初めてです。最初に達目洞を散策して自然を観察します。ヒメコウホネの花が咲き始めていてきれいです。子どもはたちが何か見つけました。ダンゴムシ。子どもはダンゴムシが大好きですね。斜面を見つけて登ったり、カナヘビを見つけて追いかけたり、道路ぎわのキリの木の実を見つけて石で落としにかかったりといろんな遊びを見つけてきます。
 今回のテーマは<フィールドサインさがし>野生動物の足跡や食べ跡や糞などを探します。見本としてリスとネズミの食べたクルミの殻を配りましたが残念ながら金華山にはクルミの木は生えていないのでこんなクルミの殻は見つかりません。それで「けもの道」に分け入ります。幼稚園児もいましたが頑張って入っていきます。田んぼに出ました(今年は新型コロナの関係で田植えがされていない?)。田んぼの脇には池があり小川も流れています。早速たもをふるって川トンボを捕まえました。大きなザリガニも捕まえました。小川にはメダカ(今では希少)も泳いでいて、たもですくいました。
 フィールドサインはなかなか見つかりません。そこで特別な場所高架下の水たまりに行けます。雨のあとで水かさも高く、小さい子は長靴を履いていても泥に埋まってしまいます。そこはお父さんお母さんがサポート。今年は野生動物の活動がさかんではなく(豚熱以前はイノシシが動き回った跡がいっぱいでしたが)、いい足跡は見つかりませんでしたが、家族でそれぞれよさそうな足跡を選んで<足跡の石膏型どり>にかかります。厚紙の枠で囲んで水で溶かした石膏を流し込みます。待つこと30分。石膏が固まり足跡型の完成。お持ち帰りのお土産ができました。泥だらけの靴を小川で洗って終了、「振り返り」
 みなさん岐阜市周辺からの参加で金華山には登られてはいましたは、達目洞はご存じなかったようです。岐阜市街から見ると金華山の裏に当たる達目洞は自然豊かで景色も素晴らしいところですが、子どもが遊ぶフィールととしても最高の場所といえます。今回の家族は「森のようちえん」(今は新型コロナで思うように活動できない)で活動されているので子どもたちが「遊ぶ力」をしっかり身につけています。幼少期からの自然体験の大切さを改めて実感しました。達目洞を地域住民の自然体験のフィールドとしてさらに生かしていく努力が必要ですね。

達目洞を散策して自然観察  斜面を登って遊びます  何か発見!
ダンゴムシ! 
森の端っこにある池
水が湧き出ている 
カワトンボゲット! 
メダカ捕まえた!  大物のザリガニゲット  希少なモリアオガエルの卵発見  泥の水たまりで動物の足跡探し、石膏で足跡型取
 
草やぶを分けて泥沼から脱出 


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