金華山・長良川の生き物と遊ぼう

   ―Eボート川下り―   2021.7.17



 梅雨が明けました。川下りは先週予定していましたが、雨続きで水位が高く、今日に延期しました。藍川橋の拡張工事のため河原への立ち入りが禁止されていましたが、石さんの指摘で藍川橋河原には入れるということで、いつもと違う山田川合流点からのスターの計画を急遽変更、藍川橋へ移動しました。
 いつものように河原でEボートの空気入れをみんなでやります。対岸の山田川合流点に漕ぎ渡ります。水位はやや高いものの水の濁りがなくとても気持ちがいい。山田川合流点の「プール」で遊びます。本流の流れをブロックするコンクリートブロックの堤防が昨年の出水で壊されて水が流れ込んでいます。その関係か、いつも見かけた魚の姿がほとんどなく、魚とりは取りやめ。子どもたちはライフジャケットをつけたまま泳ぎます。川底が見えない足がつかない場所ですが、子どもたちは喜んで泳いでいます(プールよりずっと楽しいよね!)そして山田川の流れの先にある天然のウォータースライダー。本流からの流れが加わってかなりな勢いです。大人のサポートがないと厳しい場所でしたが、子どもたちは喜んでトライしていました。
 次は千鳥橋への川下り。川いっぱいに広がった浅瀬が行く手を阻んでしますが、いってみると右岸かわ難なく抜けることができました。千鳥橋かみの「左巻き」は土砂の流入よって渦が消え今は見る影もありません。新型コロナの影響でバーベキューが禁止され、河原の人出は収まっていますが、相変わらずゴミがひどい。河原への上陸はやめて下っていきます。毎年行っている<長良川クリーンアップ作戦>の左岸を見ながら(やはり気になる場所がありました)、古津のワンドに着きました。土砂の流入によって毎年地形が変わっていますが。かつては巾着状であったのが今はすっかり入り込みが浅くなってしまっています(その分川底のヘドロが洗い流されきれいになっていますが、魚影は少なくなっています)。 ここで子どもたちは泳ぎの時間。本流の流れとは遮断されているので、安全に遊ぶことができます。飛び込みの適所は少なくなっていますが、子どもたちは飛び込みの楽しみました。
 川の水がきれいに流れているので、頑張って漕ぐこともなく、鵜飼大橋までやってきました。金華山のふもとまで来ると流れは弱まり水深が深くなります。そこでお約束のボートからの飛び込み。もっと遊んでいたいという気持ちを残して、長良橋の下でゴール。
 このところ長良川の岸が工事で大々的に改変され「きれいに」なりましたが、生きもの(虫、鳥、哺乳動物そして魚)にとって心地よい場所ではなくなっています。それでも長良川は特別です。ここ2年間、大水や渇水へで川の状態はかなり悪かったような気がしますが、今日は気持ちよく川下り、川遊びを楽しむことができました。 こういう機会を作ってくださった参加者の皆さん、そしてスタッフの尚さん、石さんに感謝。清流長良川がいつまでも続きますように!。

藍川橋の河原からスタート  山田川合流点の「プール」で泳ぐ
 
天然のウォータースライダー 
流れが強く手ごわいなかなか
千鳥橋まで下ってきた  人が入ってこない 秘密のスポット
お気に入りの場所でお弁当  嬉々として泳ぐ子どもたち  岩からの飛び込み
(初級編) 
金華山を眺めながら下っていく  最後はお約束のボートからの飛び込み 


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