山に本来あるべき雪が戻ってきました。能郷谷でまともなネイチャースキーをやるのは実に6年ぶりです。2家族4名の参加がありました。サポートスタッフ、ゲストの2名を加え総勢7名。雪の能郷谷に乗り込みました。スタート地点の林道入口まで路面に雪なし。周りは一面の雪。春のような天候で理想的な条件です。
まずは、スキー板(クロスカントリー用)を履き、目の前の雪原で「歩くスキー」の練習をします。初参加の家族(叔母と甥)も難なくクロカンの板をはきこなします。そしてスタート。雪の積もった林道を上っていきます。切通しを抜けると目の前に能郷谷が広がります。ここから川に向かって滑り込むのが気持ちのいいところですが、ネイチャースキーが初めての人には厳しいので、林道を進み楽なところから河原に滑り込みます。斜度が緩く木もまばらなどでとても気分のいいところです。そのまま河原を進むと小川にさえぎられてしまう(無理をすれば板をつけたまままたいで越えられないこともない)ので、一度林道に引き返し、水の流れで遮断された林道は板を外してわたります。こうしたことを2度繰り返し目的地点に到達しました。日当たりのいい雪原に下りてお昼にします。スコップで掘り下げて雪のテーブルを作ります。風もなく春の陽気で楽しいお弁当の時間になりました。素晴らしいロケーションなのスノーシューでのハイキングでも十分楽しめると思います。ただし、ナイチャースキーで来るのその何倍も楽しい!
子どもの適応能力はすごい。斜面を滑るのに腰が引けて躊躇する大人を尻目にどんどん飛び込んで滑る。特筆すべきは、小1の男の子。何度も転びながらも、トライを繰り返し、見る間にうまくなっていく。さすが急な斜面の階段登高はうまくいかずずり落ちを繰り返していましたが、自分で気づいて板を張づして斜面を登るという手を編み出しました。君は賢い!小1男子に刺激を受けたのか、小3の女の子(ネイチャースキーのリピーター)も目に見えてうまくなりました。今回のネイチャースキーの最初にここは「チャレンジコース」だと言ってとっておいた雪のスロープを2人とも見事に滑り降りました(ただしそのまま滑っていくと崖を越えて川に飛び込んでしまうのでその前に転びましたが)。
根尾の人たちが崇める能郷白山。その雪解け水を集める能郷谷。雪の恵みいっぱいの能郷谷は改めて素晴らしいネイチャースキーのフィールドだと実感しました。山の南面ということで雪解けが早いという問題はあります。今シーズンはとりあえずこれでおしまいです。今回のNEOキャンピングパークさんにはスキーレンタルでお世話にまりました。今回も忘れてしまいましたが、白山神社の神様には感謝しなければなりません。日を改めて
お礼参りに伺います。
親と子のネイチャースキーin能郷谷
2021.2.21