久しぶりのまともな冬。トヨタ白川郷自然學校のKさんからことしは大雪との情報。白谷からでかい雪崩が出て白山白川郷ホワイトロードの料金所がつぶされたとも。ということで白川郷馬狩でのネイチャースキーの企画を今年も組みました。おなじみさんの親子一組が参加。一時雨との天気予報もありましたが、現地は晴れ。トヨタ白川郷自然學校は出岳を越える雪の壁に囲まれていました。(トヨタ白川郷自然學校さんから駐車場を使わせていただきました。)

 雪の壁の低いところを越えてスキー(クロスカントリー用)の板をはきます。林の中を縫って料金所を目指すと巨大雪崩の跡が現れます。なぎ倒れた大きな木、雪崩れた雪のブロック(デブリ)。1月半ばの大雪崩れですが、まざまざと自然の驚異を見せつけられました。雪崩れに襲われた料金所のあたりは重機が入って復旧がすすめられています。スキーをつけての登りは料金所手前まで。ここでお昼にします。雪崩の跡は痛々しいけれど、雪山の眺めが素晴らしい気持ちのいいロケーションです。開けた雪の斜面で滑りの練習をした(意外と気温が低く滑り始めるとコントロールが難しい))後、白谷沿いに滑ります。雪の緩むと、傾斜もゆるく、樹間の広いので快適に滑っていきます。以前、山から滑り降りて登り返したことがありますが、このあたりは広葉樹の自然林でネイチャースキーにはうってつけのフィールドです。白川郷馬狩のネイチャースキー3年目の小3のHさんのクロカンのスキーで歩くのも滑るのもずいぶん上達し、今ではお母さんをリードしています。目標の橋まで来るとあとは登り返し。トレースをたどっても雪の道路を進んでも自然學校には戻れますがHさんが選択したの(帰りは先頭を任せました)は林の中を進もルート。やっぱりトレースのついていない林の中が気持ちいいもんね。
 前方に雪の丘が見えてきました。すんなり自然學校に戻ることができました。最後は雪の丘でひと滑り(ダウンヒル!)上達が著しいHさん、気持ちよく斜面を滑り降りました。雪の硬さとビビりで降りてくるのも大変だった2年前に比べれば長足の進歩です。これだからネイチャスキーはやめられませんね。
 今回は、雪の脅威も見せつけられましたが、改めてゆきのフィールドの楽しさを実感させられました。白川郷馬狩の自然度が高くネイチャスキーのフィールドとしては岐阜県内では抜きんでていると思います。また来なくちゃいけませんね。

トヨタ白川郷自然學校の駐車場からスタート  白山白川郷ホワイトロードの駐車場が近づくと  すさまじい雪崩の跡が  2か月近くたっていますがいまだに爪痕が  ここでお昼に 
試しにひと滑り  白谷沿いの雪原を滑ります  ところどころにクマダナが  その幹にはクマが登った(降りた) 爪痕が 自然林の間を滑る本物のネイチャースキー 
怖いと思うと転びます 
「怖くない、怖くない」
この辺りはアカマツが多い  トヨタ自然學校への帰りは別のルートで  帰ってきました  最後は雪の丘でひと滑り 

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親と子のネイチャースキーin白川郷馬狩

2021.3.7