ふがりの森 親子で森遊び
―キイチゴつんでジャムづくり!― 2023.6.10
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梅雨の晴れ間、未就学児親子の2家族が参加してくれました。雨上がりの森は静かでしたが、小さい子は目ざとくキノコや虫などを見つけて楽しんでいました。「山の神」に挨拶 「今日もここで遊ばせてもらいます。キイチゴがたくさん採れますように」 昆虫が樹液に集まるアベマキの林は時期が早いのか湿っぽいせいかあまり虫が集まっていませんでした。と思っていたら、一本の木に小型ながらクワガタが!小さい子どもたちは怖がって捕まえることができませんでしたが、お母さんに手に乗せてもらっていました。お母さんも初めての天然のクワガタで喜んでいました。車でキイチゴ摘み味の場所へ移動します。
人の出入りが少ないようで近くにモリアオガエルの卵を発見しました。森に入る前にヒル、マダニよけにスプレーをかけておきましたが、気がつくとお母さんの足にヒルに食われた跡が(血が止まらない)!ポイズンリムーバーで処理(ヒルの血が止まらない物質ヒルジンのせいで血がたくさん吸い出されます)。それに加えてチドメグサ(すぐ足元にあった!)で処理(地元のMさんに教えてもらいました)。効き目はあったようです)。ふがりの森も「野生化」が進み、人間にとってはありがたくないヒルやマダニなどの「有害生物」が増えています。それでもキイチゴ(ニガイチゴ)は例年になくたくさんなっていていっぱいとることができました。藪に入らなくても十分な量をとることができました。子どもたちも自分の手で食べるだけの分をとることができ満足しました。桑の実も量は多くありませんでしたが摘むことができました
いよいよジャムづくり。摘んできた実を水洗いして、1/4量の砂糖(前回は1/3でしたが、甘すぎずこれがベスト)を加え煮詰めます。クワの実ジャムそしてキイチゴジャムができあがりました。試食。まずは子どもたちから。「おいし~い!」 十分とれたので「お持ち帰り」ができました。
今回は初回と2回目の2家族でしたが、野生の木イチゴ摘みと野性味のあるキイチゴジャムの食体験でいい森体験を味わっていただけたと思います。これに味を占めてのまたのご参加お持ちしています。新型コロナの流行をきっかけで、山や川といった自然に親しむ人が増えました。「ふがりの森」も多くのファミリーが入るようになりました。一方でシカが増え、最近ではサルの姿も見るようになりました。人の手が入ってこその「里山」 「ふがりの森」も地元の人たちの努力によって森を楽しむ環境が整えられています。そのことに感謝しながら、貴重な森体験を続けていきたいと考えています。
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森の散策 何か見つけた |
クワガタの集まるアベマキの林はまだ静か | クワガタ発見 !小さいけど触るの怖い? |
ヒルにやられた! チドメグサで処理 |
モリアオガエルの卵発見 |
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桑の実摘み お父さんの肩車で |
キイチゴ摘み トゲが痛いけど |
キイチゴ摘み 私もいっぱいとったよ! |
キイチゴジャムづくり | キイチゴジャム試食 「おいし~い」 |