金華山・長良川の生き物と遊ぼう

   ―Eボート川下り―   2023.8.11



 今日は「山の日」。年間計画では予定していましたが、毎年行っている木曽三川フォーラムの川下り行事が入り、8月5日に変更。三川フォーラムの川下りも花火大会の日が重なって中止。そこでエヌエスネットは改めて8月11日にEボート長良川下りを計画。ただし、毎年利用している藍川橋河原は橋の架け替え工事使用できず、ゴール予定地点の長良橋も花火大会の規制地域になるため使用できず。それで川下りは山田川合流点~千鳥橋の短縮区間で実施。その分川遊びに時間をかけることにしました。
 参加者は3家族9名、いずれも市外、県外です(岐阜市民は花火大会のほうへ向かうのでしょう)。わかりにくい山田川合流点の駐車場にも皆さん無事集合されました。ゴール地点の千鳥橋へ車を回送する間、子どもたちはここで川遊び。今回の参加者の子どもは全員自分のライフジャケットを着用(最近目立って多い水難事故防止のためにはライフジャケット着用は大切なことです)。全員集合してまずはEボートのの準備。毎年笠松町から無料で借用しているのですが、カバーを開けてみると‥‥、スウォート(腰掛、ゴムボートの支えにもなる)がない!これは大事件といったとこですが、川下りのコースも短く、危険地帯もないということでスウォートなしの本体だけで下ることにしました。
 山田川合流点は毎回川下りの中の遊び地点になっていますが、今回はスタート地点。だからまず川遊びからスタート。合流点のプール(結構深い)での泳ぎ、魚とり、「天然のウォータースライダー」、そして魚釣り。ブラックバスやブルーギルがいる環境なのでいい水とは言えないのですが、人口のプールしか知らない子どもたちにとってはなかなか面白い場所のようです。魚とりのほうはといえば、泳ぐ魚の姿は見えるのですが、魚のほうもたも網で捕まえられるほどバカでない。次は「天然のウォータースライダー」。こんなところに?というなかなかの場所ですが、水量が少なくいまいち。それでも小さい子は喜んで何度もトライしていました。今回の川遊びの目玉は魚釣り。ふつうは川下りの片手間にやるには時間も準備もかかりすぎるので今まではほとんどやっていません。それで今回は一番簡単になしかけの<あんま釣り>(短い竹枝竿に糸と針だけ、下流に向かって竿先を水の中に入れて前後させるだけ)。ただし、全員でやるには面倒見切れないということで、1家族ずつ順番にトライという形にしたのですが、ほかの家族も釣りたいだろうということで尚さんの提案で<あんま釣り>の家族以外も合流点のプールで「普通の釣り」。幸い人数分の仕掛けは用意してあったのと何よりの先ほどみんなでとったクロカワムシで大漁のエサが確保できたのでので、二手に分かれてれ釣りを行うことになりました。すると、本流でH君に竿にヒット。ウキゴリです。すると合流点のプールでもヒット。ブルーギル!子どものうち何人かはブルーギルを釣ることができました。本流のほうでも私(良さん)の竿にヒット。ついに待望のオイカワを釣ることができました。この企画の責任者ではあるわけですが、そんなこと関係なくやったー!という感じで大満足でした。
 やっと川下りのスタートです。シートにあたるスウォートがなく、船底の尻を下ろして漕がなくてはならないのでちょっと具合が悪いのですが、水位は低く川の流れは緩く、問題なく下っていきます。大岩にぶちたる瀬は水量が多いと緊張するところですが、今回は前会8月5日より一段と水位が下がり、全員ボートから降りて越えます。大岩を曲がりこむと「飛び込み岩」。そのしもにボートを上げ。泳いで岩にとりつきます。岩の上に上がると、入門編、初級編、中級編といろいろが高さが選べるので、子どもたちは好きな場所を選んで思い思いに飛び込んでいきます。最年少小1のAちゃんにとってはチャレンジですが、喜んで飛び込みを繰り返しています。前回小1の時には怖くて飛び込めなかった小3のWちゃんは余裕で飛び込んでいます(それを見ているお母もうれしそうです)。
 知らぬ間に時間が過ぎ昼近くになって今いました。おなかもすいたのでゴー地点の千鳥橋を目指して下りました。千鳥橋の河原は猛暑の出以下人出は少なく、お昼は足の下の日陰を確保することができました。千鳥橋の河原は下見でも確かめましたが、川の流れが変わり砂が流入し、魚が住むにはよくない環境になってしまっています。それで「振り返りを」早めに済ませ、あとは自由行動ということで子どもたちと一緒にたも網を以て魚取りに出かけましたが、予想通り、魚の姿はすくなく、ほとんど魚はとれませんでした。「生き物と遊べ」ない川はよくないですね。
 今回は猛暑の中の「山の日」そして花火大会当日という厳しい条件でしたが、十分川遊びが楽しめたと思います。リピ-ターのKさん家族をはじめみなさん遊ぶ気満々でしたの、変則の川下りにも関わらず十分堪能していただけた思います。子どもたちそろっての感想、「飛び込み最高!」
 「命に係わる暑さ」が続き、年寄り(私のこと)や猫には厳しい毎日ですが、そんな中長良川は健全です。これからも皆さんと一緒に長良川の恩恵を味わって行きたいと思います。
 

山田川合流点で川下りの準備  Eボートの空気入れ
スウォート(腰掛け)がない!? 
山田川合流点のプールで泳ぐ  たも網を手に魚とり   天然のウォータースライダー 
たも網でオイカワをゲット 
弱っていた? 
魚釣り    ファーストヒット ブルーギル釣った!   本流で<あんま釣り> 
<あんま釣り>でオイカワ釣った  川下り スタート    飛び込み岩 どんどん飛び込みます   ゴール(千鳥橋) は近い 


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