金華山長良川・の生き物と遊ぼう
                               2023.9.16


 
 9月に入っても暑い日が続いています。この日も最高気温35℃の猛暑日となりました。参加者は4名の予定が、受付ミスがあり6名。途中2名分の器材を自宅に立ち寄って調達。少し遅れてのスタート。好天が続きでかなり水位が下がってしまいました。いつものスタート地点の長良橋下は水が少なくボートを出すのが大変そうなので、急遽予定変更。鵜飼ミュージアム下に器材を回し、Eボートをふくらましそこからスタート。
 2家族とも去年に引き続いての参加。最初から川下り満喫モード。見た目は良さそうですが例年に比べてアユは少ないようで、釣り人は少なめ。それでも川幅が狭くなっているので、トラブルのないよう、危険そうな場合はみんなで「通りま~す。お願いしま~す。」と声をかけて通過します。瀬を下って流れが緩くなると、ボートから飛び込んでの「川流れタイム」 大人も子どもも喜んで川に入っていました。ただし、今回のEボート(笠松町からお借りしました)はグラブナー製のバケツ型。水の中から大人を引き上げるのみは向いていない(その点ではインセプト製がいい)。それで最後は上陸地点の忠節橋下までは泳いてついてきました。
 お昼になったのでここでお弁当。そして川遊び。橋の下は川底が石でいつもはドンコ(ヨシノボリ類)をたも網で捕まえて遊べるのですが、土砂が入り込んでしまい状態不良。それでも、子どもたちは水につかって顔を水につけて遊んでいました。大人たちは持ち込んだ竹枝竿で釣りに挑戦するも不発に終わりました。
 次のポイントは大縄場大橋しも。その間、川幅が狭まった速い流れの中、アユ釣りの竿を避けながら下りました。水制を回り込んで上陸。波消ブロックの反対側に回って、そこで川遊び。魚とりと魚釣り。子どもたちはたも網でドンコ狙い。大人たちは現地調達の川虫で魚釣りの挑戦。意外と水は澄んでいて、魚の姿は見えるのですが、なかなか捕まえることも釣ることもできません。結局収穫は計3匹。それでもみんな十分に楽しめました。今回の川遊びはこれでおしまい。来るときはコンクリートブロックの上を歩いてきましたが、戻るときは川流れで!?その手があったか。
 鏡島大橋を越えて下っていきます。これまで何箇所か瀬張り網漁のロープを越えてきましたが、まだアユ落ちてきておらず(今年は遅れているようです)、漁をする姿はありません。いつもは立ち寄る両満川合流点はパス。「小紅の渡し」まで来ると流れはなくなり、漕がないと進んでいきません(今日は風も弱くボートがさかのぼっていくことはありませんでしたが)。最後のフィニッシュはボートから岸への乗り移り。川岸の流れはそれほど速くはないのですが、階段のあるところにうまく着地すればいいのですが、失敗すると下流に流されてしまいます。私(良さん)がボートの上に立って(これもグラブナーだと具合が悪い)果敢にトライしたのですが‥‥、案の定岸のコケに足を取られて水の中へ。幸い水深が浅くコンクリートの底の上に立つことができました。これで無事?ゴール。階段の上までみんなでボートを引き上げ終了。
 今回も若干水位が低かったものの川の状態にも恵まれ、好天の下、参加者スタッフとも十二分に秋の長良川下りを堪能することができました。川は「生き物」です。Eボート川下りは毎回姿を変えた長良川に出会います。今回は河原が広く干上がり、水が少ない印象でしたが、水は思ったよりきれいでした。ただし、川底は一見きれいに見えながら砂によって石の下の下の隙間が埋められてしまい魚の環境が悪くなっています(川虫がなかなか見つかりません)。それでも長良川の水の気持ちよさは、愛知県から参加した家族のみなさんが最後まで川の水を遊んでいた姿が証明しています。来月は手作り竿で魚釣り。そしてシーズン最後は「清掃川下り」。皆さんと一緒に長良川の自然に感謝しながら楽しんでいきたいと思います。

スタート前 
ゴール地点まで車を回送する間、長良橋の下で遊びます
今回は鵜飼ミュージア 前からのスタート 金華山の下の流れを下っていきます  瀬をすぎて川の深いところきいたら早速ボートから飛び込みます  ライフジャケットでの川流れライフジャケットでの川流れ 
忠節橋の下でひと遊び 忠節橋から再スタート  金華山が遠ざかっていきます  前方に釣り人   ついに釣れました! 
今日の収穫  川流れでボートまで戻ります   もう難しいところはありません
ゆっくり下っていきましょう
ここまでくると流れは緩やか 
ゴールは近い
 

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