金華山・長良川の生き物と遊ぼう
―Eボート川下り― 2024.7.28
やっと川下り実施の運びとなりました。Eボートの手配ができず(手持ちのEボートは老朽化で修理中)
手間取っているうちに夏休み期間に入り、異常な猛暑に。そのせいか、川下りの募集も参加申し込みがなく、スタッフだけでのトライアル実施に切り替えたところ、常連のKさんから問い合わせがあり、急遽4人だけでの川下りをすることになりました。
藍川橋河原からのスタート。長い間橋の付け替え工事で河原への侵入ができなかったのが、やっと解除されました。今回の参加者はKさん父子。お母さんの送迎があったので、長良川公園に全員集合、藍川橋まで送ってもらいました。大変助かりました。今回は人出と暑さを考慮して日程を1時間前倒ししました。Eボートはあらかじめ空気入れを済ませており、すぐに出発できました。
対岸に渡り、山田川の合流点でひと遊び。水位は猛暑続きにも関わらず、あまり下がっておらず平水より少し高いくらい。コンクリートブロックの堤が崩れ、プールへの流れ込みも少なくなっていますが、魚影は薄くなく環境はあまり変わっていないように見えます。川遊びに慣れているKさん父子、勝手に遊びを見つけてきます。たも網では魚はあまりとることはできませんでしたが、J君はスイミングゴーグルをつけて川虫(ヒゲナガカワトビケラの幼虫)つぎつぎに捕まえていきます。たくさんとれたのでそれを餌にして魚釣りを始めます。準備してきたのは<あんま釣り>用の針と糸だけ(おもりなし)、竹枝竿のシンプルなもの。私(リョウさん)は<あんま釣り>のやり方で川の下流に向って立ち竿先を水中に入れ前後に動かすのを繰り返していましたが、他の3人は自分のやり方でブロックの上からプールの中の魚を狙ったりしています。各自思い思いのやり方ですが、まずはお父さんの竿にブルーギルがヒット。続いてオイカワも。私は狙い通り本流でオイカワを釣り上げました。スタッフの尚さんも釣り師の経験を生かして次々に魚を釣り上げます。ただ、普通の釣り方だと糸が張れないのであたりがとりづらい(ヨシノボリやブルーギルなど針の吞み込みがありました)。J君はというとゴーグルを水につけての「水中見釣り」 釣る気満々で何匹か釣り上げました。ほとんど釣り大会になってずっとやっていても飽きない感じでした。お母さんは車で移動しきてて暑い中岸からっ見守ってくれました。途中ルアーでアユ釣りにいていたお兄さんが、親切にも釣り上げた形のいいアユを一匹くれました。川下りの途中でしたが、車で来たお母さんがいたので家まで持ち帰りました。ブルーギルは「特定外来種」なのでその場で「処分」しようとしましたが、これも「絞めて」持ち帰ることになりました。
次のポイントはすぐしもの「飛び込み岩」その手間帯状の洲ができて幾筋もの瀬になっていましたが、メインの流れは水量があり船底をすることなくクリアーすることができました。しもの岸へ上陸して岩にとりつきました。淵は大量の砂が流れ込んでいて歩いて渡れるほどになっていました。J君そしてお父さんは喜んで飛び込んでいました。私もやってみましたが、やはり足がついてしまいました。(環境が悪くなっている。)
バーベキュー客でにぎわう千鳥橋を過ぎ、ラピンチポイントの「古津のワンド」に向います。途中サップ(最近流行っていますね)ツアーの一団に出会いました。「古津のワンド」は流れ着いたごみで汚い状態になっていました。それでも岩に上陸。木陰を求めて林の中に入りました。風なないのでやはり暑かったです。
後はゴールに向って漕ぎ下っていくだけです。今回は川風がしっかり吹きそれに「季節風」?の西風が加わってまともに向かい風。漕がないと流れに逆らってどんどん上流に流されていきます。しっかり漕がせてもらいました。最後Kさん父子はボートから飛び込み川流れ(これが楽しい!)、予定時間の2時ぴったりに長良橋にゴールしました。
コロナが収まり(といっても現在は10波のさなか)、長良川に人が戻ってきました。(それでもこの暑さでは水に入らない人はよくやっていると思います。)岸に上がって今日は「警戒」レベルの暑さであることを実感しました。異常気象で異変といえるような天候が続いていますが、長良川は健在でした。今日も長良川から元気をもらいました。ありがとうございました。
久しぶりの藍川橋からのスタート | 橋の架け替え工事はまだ橋脚が出来上がったばかり | 山田川合流点に上陸 | ブルーギルを釣り上げた | <あんま釣り>オイカワゲット | |
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釣り上げたオイカワ(餌は現地調達の川虫) | アユ釣りのお兄さんから立派なアユをもらいました | 10人乗りEボートを4人で漕ぎ下ります | 岩からの飛び込み(父子シンクロ) | 楽しいお弁当(そこ暑いでしょう) |