金華山・長良川の生き物と遊ぼう

   ―Eボート川下り―   2024.8.3



 記録的な猛暑は続いています。夏は川下り、川遊びに限ると思うのですが、熱すぎるのか(熱中症情報「危険」)、参加申し込みが全然ありません。これでは長良川にも笠松町からお借りしたEボート器材にも申し訳なく、電話してエヌエスネットの20年来の自然体験活動参加者のご夫妻に愛知県から駆けつけてもらいました。直前にインターネットで見つけていただいた各務原市の親子の参加申し込みもありました。橋の付け替えで長い間進入禁止になっていた藍川橋の河原もこの夏からはいれるようになり、本来の<Eボート長良川下り>が復活しました。
 藍川橋の下でEボート準備。朝それほど早い時間ではありませんが、人は全然入っていません。参加者が少ないので電動ブロアを使います。9時に藍川橋河原に参加者・スタッフ集合。朝から厚いので初めの挨拶・セイフティートークは水につかってやります(やっぱり長良川の水は気持ちいい)。
 Eボートをみんなで漕いで対岸に渡り、山田川の合流点で遊びます。いつもは釣りや川遊びの人が入っているのですがやはり暑さのせいで誰もいません。最初はたも網で魚とり。魚影あるのですがいつものようにはとれません。それでも次は、<魚釣り>。餌は現地調達川虫(クロカワムシ)。竹枝竿に針と糸だけの<あんま釣り>にトライしてもらったところ、いきなりお父さんのさおにシラハエ(オイカワ)がヒット。期待がもてましたが、その後はさっぱり。やはり1週間前とは違って条件は良くないようです。それでも子どもたち(小4と小1の兄妹)気持ちのいい長良川の水を楽しんでいました。お兄ちゃんのほうは生き物に興味があるようで生のオイカワやブルーギルを見て喜んでいました。
 次のポイントは飛び込み岩。山田川の合流点川漕ぎ下ると、すぐ瀬が現れ、ボートが座礁しそうになります。予想どおりつかまってしまいましたが、そこは大人が下りることでクリアーします。飛び込み岩のしもに上陸。そこから泳いで(大人は歩いても行ける)岩にとりつきます。岩によじ登り、そこから飛び込みます。子どもたちはお兄ちゃんのほうが怖がりで飛び込みには慎重でしたが、小1の妹のほうは喜んで飛び込みを繰り返していました(やっぱり女の子のほうが強い?)。T夫妻(グランマ&グランパ)にも飛び込みを体験してもらいました(3年後はぜひお子さんお孫さんとそろって参加してください)。
 漕ぎ下って、千鳥橋を通過。「古津のわんど」の上陸します。今回も先週と同じサップの川下りグループに出会いました。(LINEで撮ったEボート川下りの映像を送っていただきました。ありがとうございました。)上陸して岩の上に上がります。ここは普段誰も入らない気持ちのいいところですが、今回も暑すぎて林の中に入ってお昼をとりました。
 後はゴールに向って漕ぎ下るだけ。今回は川風も弱く、大した向かい風にならず、順調に下っていきました。鵜飼大橋のしもでは川漁師の平工顕太郎さんに出会いました(久しぶりです)。水位が下がって長良橋の下までたどり着くことができず、手前でボートを陸に上げました。さすが長良橋付近は川遊びの人が出てりましたが、ほとんど若い人ばかり。ファミリーの姿は少なかったです。
 猛暑日のに野外遊びは川遊びに限る思っていますが、今回もEボート下りで長良川を独占的に楽しむことができました。エネエスネットの自然体験初参加のSさん家族にも長良川の楽しさを十分味わっていただけたと思います。Tさん夫妻にとっては初めてまともな「長良川の川下り・川遊び」だったと思いますが、お子さん、お孫さんにも参加を進めていただけるような川の一日になったと思います。私自身家の外出るのがはばかられるような熱い毎日の中で、今日のような「外遊び」の機会に出会えたことは本当にありがたく思っています。
 先月NHKの「ドキュメント72時間」で長良橋の長良川が取り上げられました。やはりここは岐阜市民にとって特別な場所です。岐阜市民はもちろん、隣県の皆さん、特に子どもたちに長良川の自然のすばらしさ伝えていくことの大切さを改めて感じさせられました。
 

新しい橋脚のもとで器材を下ろします  子どもたちもEボートの空気入れのお手伝い  山田川の合流点の本流側で魚釣り、水遊び  「あんま釣り」釣りでオイカワヒット  飛び込み岩 
小1女子の飛び込みチャレンジ  グランパTも飛び込みにチャレンジ   ランチポイント「古津のわんど」を目指します 鵜飼大橋を目指して漕ぎ下ります  ゴールは近い 


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