年末に大雪が降ったものの、暖かい冬で雪が少ない状態が続いています。ここ数年暖冬寡雪傾向でネイチャースキーの企画では苦戦を強いられています。根尾谷の雪が少ないときには白川郷馬狩のフィールドを使わせてもらっていましたが、今後白川郷の比重が大きくなることも想定して、トヨタ白川郷自然學校校長の山田さんに自然学校所有のクロスカントリーのスキー借用をお願いしておきました。雪の少ないこの冬休み期間に急遽企画しました。白川郷のネイチャスキーということで毎回白川郷のネイチャースキーに参加されているHさんそしてネイチャスキーのハードリピーターのKさんにお声掛けしたところ喜んで参加とのこと。車の席が空いているので信州から帰省中の大学生S君(エヌエスネットのネイチャスキーを遊びつくしている)も誘ったら来てくれました。
 
トヨタ白川郷自然學校までの道中道路上に雪はなく(ひるがのから下道に降りたKさんの車は荘川まで雪道を走ったそうです)これで現地はに本当に雪はあるのかという感じ(何度も来ている私たちは全然心配していませんでしたが)でしたが、荻町から上がって最後のトンネルを越えると一気に雪の世界に。以前『山と川のぎふ自然体験の集い』企画の中でクロカンスキーをお借りしたことがありますが、正式なスキーレンタルは初めて。スタッフの方に案内され、施設の2階で靴合わせ、そのまま雪の上に立ちクロカンスキーで森の中に入っていきました。雪の状態はあまりよくなさそうですが、皆さん慣れているので全然問題なし。白山白川郷ホワイトロードの料金所が近づくと一気に視界が開け、目の前は広い雪原。
I ちゃん、J君の姉弟、なにも言わなくても雪の斜面に飛び込んでいきます。滑ってみると傾斜は緩いものの雪面がぼこぼこに波打っていて難しい。しかし、雪質は思いのほかよく板が走る。思わず声が出てしまいました。そのままどんどん滑って下っていきたいところですが、この雪面の状態ではかなり難しそうなので、2、3本滑っておしまい。この後道路まで登ろうとしたのですが、ここでトラブル。S君の靴(私良さんの所有)の底がはがれぱっくり口を開けてしまいました。駐車場で待機していたK家のお母さんに替えを用意してもうように連絡をとり、靴のほうは持参したガムテープを巻いて応急処理しました。これで無事駐車場まで戻りました。
 これで午前のぶはおわり。駐車場から雪の壁(コンクリートの側面が一部雪で覆われ上とつながっていた)を這い上がって(靴に雪が入ってしまった)、そこでランチ。スコップは使わず、足で踏込み(かなり潜る)、残ったところが雪のテーブル。いつものように楽しい雪上ランチです。
 午後から大窪沼までのスノーハイク。雪の道を行けば沼までたどり着けますが、それだけではおもしろくないので森の中を通り、途中滑れる斜面があれば滑って遊びながら進んでいきます。ところがここまたトラブル。今度は I ちゃんのレンタル靴の靴底がはがれてしまいました。午前と同じように連絡を入れ、 I ちゃん一人で施設まで靴を取り換えに戻りました。思いのほか早く25分でr帰ってきました。トラブったので大窪沼まで行くのはあきらめようと思っていましたが、勝手知ったるHさんたちが先頭に立っていってしまいました。先頭組が入り口で待っていたので追いつき、私(良さん)が真っ先に沼で滑り込みました(気持ちよかった)。みなさん慣れたもので転ばずに後に続きます。沼のほとりは人の気配(今回は動物の足跡も)は全くなく美しい静寂を保っていました。最後は滑りを楽しむため、わざわざ遠回りして遊びながら戻りました。
 今回のネイチャスキーはトラブルがあったにもかかわらず、何事もなかったように楽しい時間を過ごすことができました。道行は無雪の路面で現地に着くと雪がたっぷりという理想的なコンディション。あさがたは小雨が降っていたそうですは、スタートするころには雨は上がり、青空がどんどん広がっていきました。靴破損のトラブルにトヨタ白川郷自然學校のスタッフの方に素早く対応していただきました。こういったありがたいスキー環境も参加者の心がけの良さからけからきているのではないかと思わされてしまいます。私はもちろんですが、とにかく全員ネイチャースキーが大好きなのです。毎回思うのですが、天(天候、雪の状態)・地(フィールド、施設環境)・人(参加者、指導者、現地スタッフ)が揃うと素晴らしい自然体験になるのはまちがいないことを実感しました。
 トヨタ白川郷自然學校の山田校長、スタッフの皆さんにはお世話になりました。(夏休みのキャンプでお世話になったクロちゃんとその娘さんそしてシンちゃんと再会できて I ちゃんはとても喜んでいました。) ありがとうございました。

レンタルスキーを借りて外に出るといきなり雪の上  森の中へ入っていきます  雪がないときはここは 散策路か いきなり広い雪原に出ました  滑ったらその分登り返します 
スキー板をつけたまま駐車場までもとってきました  駐車場から雪の壁を登ってランチサイトへ  楽しい雪上ランチ  午後の部のスタート
林の中に入っていきます
滑って川までやってきました 
ゆるやかな雪を登っては滑ります  広い斜面を思い思いに滑って(転んで) 遊びます。 大窪沼 
沼のほとりまですべりこみます
ここは誰も来ない別天地  最後の滑りを楽しみます 

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親と子のネイチャースキーin白川郷馬狩

2024.1.4