金華山長良川・の生き物と遊ぼう
2025.9.15
猛暑日が記録的に続いた後、やっと雨が降りました。長良川は水かさが増えました。すぐに猛暑日が戻りましたが、空は少しながら秋の気配が漂い、水の上は暑さを感じない快適な川下り日和になりました。参加者は常連さんに加え、川下りは初、長良川は初めてという3家族、8名のみなさん。
長良川公園(長良橋しも)に集合、事前に参加者の車をゴール地点の河渡橋かみまで回送します。その間、子どもたちは橋の近くでたも網で小魚とり。魚の姿は見えるのですが、水位も高く子どもたちには難しい?それでもこの辺りは安全に川遊びができて楽しく時間がつぶせました。お父さん、お母さん戻ってきて全員集合。ボートの空気入れをみんなで行って準備完了。川に漕ぎ出します。
増水した分、流れも速く、ちょっとした早瀬もあり楽しい。平水だと底を擦りそうな浅瀬も問題まく通過。どんどん下っていきます。子どもたちは笑顔でボートを漕いでいます。ただし、いつもは川下り中に遊ぶ「ボートからの飛び込み、川流れ」は流れが速いため今回はできませんでした。金華橋を超えあっという間に忠節橋到着。ここでお弁当と、川遊びタイム。
橋の下は普段なら水深が浅く、安全に魚とりなどで遊べるところですが、今回は水位が上がって、思うよにには魚取りができません。それでも子供たちは泳いだりして楽しんでいます。スイミングゴーグルや箱メガネを用意した子もいて、それを使うと魚の姿がよく見えます。小さ3のS君、がんばってドンコ(ゴクラクハゼ)をゲット。魚は自分の手でつかまえると楽しいし、興味も深まります。大物のギギ(増水で流されここに迷い込んだか)もゲットできました。
川下り再スタート。水位が高いせいか、釣り人の姿も少なく、気持ちよく下っていきます。大縄場大橋を越え、排水機場しものの水制ワンドに上陸します。排水機場からの流れ込みにはいっぱい魚が泳いでいて、大きなコイの姿も見かけましたが、近づくとすぐに姿を消してしまいました。みんなでたも網をふるいましたが収獲はゼロ(わずかに小さなギギの死体を拾いました)。河畔林の中でタヌキの足跡を観察してボートに戻りました。
流れに乗って鏡島大橋を越えます。この時期、この辺りは「瀬張り網漁」(川の水面にロープを張って下ってくる鮎をとどまらせ網でとる)が行われるところですが、水位が高く、まだ始まっていません。時間があるので、両満川の合流点に立ち寄ってみます。普段なら魚の姿が見える場所ですが、ここも水位が高くボートから降りるのも難しく、結局得られるものもなくゴールに向かうことになりました。通常は河渡橋かみ左岸のコンクリート堤に上陸するところですが、流れが速く着岸が難しいので諦めて、「小紅の渡し」をゴールにしました。小屋で待機している船頭さん(「小紅の渡し」は「県道」なので県職員、乗船は無料)にお願いして船を出してもらいました。今回も「乗船体験」なので、Eボートは岸につけたままで往復、川下り初の参加者はもちろん「渡し」は初めてなので大変喜んでくれました。船頭さんありがとうございました。
今回もの猛暑日の中、気持ちのいい川下りの一日になりました。「長良川の生き物と遊ぶ」ことは十分とはいきませんでしたが、子どもたちはじゅうぶん川と遊ぶことができたと思います。降雨なしと猛暑続きで長良川魚たちは大丈夫か、と心配しましたが、ドンコ(ヨシノボリ類)、ハエ類(オイカワやウグイ)が元気に泳ぎ回っているのを目にして安心しました。
最後に私事ながら、「熱中症危険」で高齢者は外出を控えよという中、子どもたちとお父さん、お母さんによって長良川まで引っ張り出してもらって、楽しく、気持ちのいい一日を過ごすことが�でき本当に感謝しています。皆さんもっともっと長良川で一緒に遊びましょう。