前日は大雪。岐阜市内でも10cm以上積りました。長良川の堤でスキーができました。山間部は警報級の雪が降り、根尾(樽見)では67cmを記録しました。待望の積雪ですが、アクセスを心配してか、ネイチャースキーの参加申し込みは入りませんでした。そんな中大人一人でもいいかとの問い合わせが入りました。もちろん大歓迎です。毎回のようにネイチャースキーぬ参加してくれるKさん家族のお父さん(娘さんは習い事で参加できないとのこと)。<道の駅 織部の里もとす>で集合、私の車に乗り合わせて能郷谷へ向います。北上するにつれ積雪はどんどん増えていきますが、気温は高くなく、期待していた通り路面の雪はほとんど解け、問題なく(途中除雪車に出会いましたが)現地にたどり着くことができました。
 除雪作業をしていた人に車を止めていい場所を確認してスタートします。先に登山グループが出発しましたが、スノーシューでも結構潜っていました。林道を登ると前が開け能郷白山の前山が見えてきます。いつ来ても気のちのいいところです。早速川に向って1本滑ります。板が潜りスピードが出ません。それでも新雪の滑降は気持ちがいい。登り返してハタと気が付きました。野球帽の上からつけていたサングラスがない!もう一度滑った跡をたどると……、あった!雪中サングラスの落し物は気を付けましょう!
 先へ進みます。流水が林道を遮っている場所は板を脱いで渡り雪の河
原に滑るこみます。前方に「残土の台地」が見えて来ます。もう一度上の林道に戻るにはこの大地の壁を登らなくてはいけません。ここは子どもには無理な場所ですが、お父さんには挑戦してもらいました。しまっていない深い雪をラッセルしながらのクロスカントリーの板での「階段登高」 苦労しながら何とか登り切りました。エヌエスネットのネイチャースキー史上最難関の壁の突破。さすがK家のお父さん。あっぱれ。
 ここでお昼。日が差して天気も良くなってきました。対岸には雪の斜面に数頭のシカの姿が。人に気づくとすぐ逃げてしまうシカですが、雪が深く動くが鈍いのでしっかり観察できます。この後さらに先へ進みます。林道をたどると左からの谷が合流し、脇の林道を登っていきます。昨年の2月に来た能郷谷ネイチャースキーの最高到達地点を越えました。ここで休憩。
 帰りは適当な斜面を見つけては滑ります。お父さんの滑りはかなり安定してきました。子どもの成長にはかないませんが、目に見えてうまくなっています。子どもたちだといつまでの滑りに興じて帰りたがらないところですが、時間になりました。最後の難関、雪質が悪い荒れた雪の林道を滑り切ってゴール。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。
 今回は参加者がいなくても(いつものように)一人で来る予定でしたが、雪遊びの楽しみを分かち合える人がいるのはとても大きなことです。Kさんよくぞ参加してくれました。ありがとうございました。そして能郷白山の神様(しらやまひめ?)にも感謝!

道路から雪の壁を越え雪原へ  まずは一滑り
雪が深くてスピードが出ない 
滑ったら登り返す あった!サングラス !
ここで落としたんだ
河原の木を避けながら進む 
登るのにも技術が必要  難関雪の壁(急に見えない?) に挑戦 こんどは急斜面の滑降に挑戦  雪原でのお弁当は格別い  滑っては登り返す 
雪さえあればどこにでも入っていける 急斜面は「階段登高 」 川に向って滑る  先はストリーム
こけちゃいました。
能郷白山前山にさようなら 
車の前方に大きなオスジカ 
大雪で動きが鈍い
       


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親と子のネイチャースキーin能郷谷
                  

2025.1.11