Eボート長良川クリーンアップ作戦 2014.11.16 報告


 
岐阜市内を流れる長良川を船で下ると千鳥橋付近では両岸の建物、堤防道路を走る車が目に入らず、大都市の中にいるのを忘れるほどの自然の静けさに感動せずにはいられません。そこで気になるのがそ河畔の木に引っ掛かった漂着ゴミ。今年も岐阜市みどりのまちづくり推進財団の活動支援を得て長良川の清掃活動をおこなうできました。今回は長良川レンジャー協会の協力で広い範囲で川岸の漂着ゴミを回収することができました。
 今年は8月と9月の大水で川の流れがかなり変わり、河原の様子も変わりました。それでも上流から流れ着くゴミは相変わらずで河畔林の高いところに醜く引っかかっています。今回も私たちの艇(Eボート)は親子、家族が中心で無理のない範囲で川岸のゴミを回収してもらいました。千鳥橋しもの右岸(北側)では河原の灌木に引っ掛かったプラスチック類いや空き缶などを拾いました。対岸へ移動して河畔林にひっかかったゴミの除去。ここはお父さんの出番。水面に張り出した木にもよじ登って枝にからみについたポリエチレンやビニールをとりのぞきます。小学生の子どもたちは安全な場所でゴミ拾い。それでもほとんど人が立ち入らない藪、秘密の場所の探検のようで面白がっていました。あっという間に時間がったって終了予定時間になってしまいました。気になる木に引っ掛かったゴミを横目に見ながら。回収ごみを積んだボートを引っ張って川を下りました。
 今回も川岸のゴミはすべて上流から流れ着いたもの(場所によっては道路から投げ捨てられたごみのありますが)。ほおっておいても大水が出れば下流に、そして海に流れ出てしまいます。きりがないとはいえ、自分たちで自分の「庭」をきれいにしてほかの地域の人たちに迷惑をかけないようにしなくてはなりません。
 今年のクリーンアップ作戦は長良川環境レンジャーさんが集められた学生さんが主力でしたが、ぜひ地元住民のの親子に一人でも多く参加していただきたいと思いました。子どもたちが川遊びのフィールドの場とすることによって川の環境を大事にする。私たちは体験を通した環境教育を大切にしていきたいと考えています。
 最後に器材の準備をしていただいた長良川環境レンジャー協会の皆様、お世話になりました。ありがとうございました。これからも川の自然を守る活動を広げていきたいですね。

学生たちは対岸に渡って道路から近づけない場所のゴミ回収へ  河原のの石の上はきれいに洗い流されていますが、灌木にはプラスチックごみが引っかかっています。  大水でこんなてっぱんまで流されてきた。  学生たちのボートは次の地点に向けて下っていきます。  ポリ袋に集めたゴミをボート積み込み対岸へに移動します。 
人が入らない川岸でのごみ探しはちょっとした冒険気分  川岸の木によじのばってからみついたビニールを回収します。 回収したゴミで2人乗りボートがいっぱいになりました  鵜飼大橋の下で上陸して回収したゴミを所定の場所まで運びます。  回収ごみを下した後は空になった「ゴミ艇」 にのって小学生が川下り
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