Eボート長良川クリーンアップ作戦 2015.11.15 報告


 今年も長良川でいっぱい遊ばせてもらいました。川下りのシーズン最後の清掃活動です。
 この季節の川は素晴らしくきれいです。水は透明、川の上から見る風景も美しい。ただし、雨が降ると途端に冷たくつらい川下りになります。天気予報は午前雨のち曇り。心配されましたが、参加者の心がけがよく、スター前の9時には雨が上がり、条件は悪くありません。
 例年のように、清掃場所は千鳥橋しもの両岸。まずは、右岸(川下に向かって右手)から。数日前の下見のときにはゴミはそんなに多くあるようには見えなかったのですが、結構ありました。漂着するのはゴミだけでなく、自然物もあり、クルミの実も流れ着いていて、参加者の子どもたちにはいいおみやげになりました。野生動物のエサも多いのか、タヌキの足跡とフンが目立ちました。集めたゴミの袋を専用のボートに積み込んで、対岸に渡ります。毎年川下りをしていて河畔林の木に引っ掛かったゴミが気になるところです。今年は増水が何度かあったのですが、大水で流されたのか気になるゴミが少なくなっていました。それでも残っているゴミを取り除きに向かいました。しかし、雨で水位が上がったうえ、川岸が崩れやすく、簡単には上陸できません。結局、最小限のゴミしか回収できませんでした。それでも2人用のボムボートにいっぱいのゴミが集まりました。自分たちの手で結構な漂着ゴミが回収でき、自分たちの遊ばせてもらっている川少しきれいになったことは気持ちのいいことです。
 ただ、川の様子で少し気になったことがあります。千鳥橋から古津の河原にかけて右岸に土砂が溜まり、左岸がえぐられているような気がします。上流の藍川橋付近の河川工事の影響があるようです。川は「生きもの」ですが、人間の手による変化は極力避けたいものです。
 今回の活動も「長良川流域連携」の清掃活動に合わせたもので、集めたゴミは長良川レンジャー協会のほうでいっしょに回収していただきました。お世話になりました。
 今年の『Eボート長良川クリーンアップ作戦』も気持ちよく終わることができました。だた、今年も期待したようには参加者は集まりませんでした。長良川のすばらしさを一人でも多くの地域住民の方に知っていただくことを願って、これからも活動を続けていきたいと思います。
 
千鳥橋しも右岸の河原でゴミ拾い  かなり漂着ゴミがたまっている  ここはタヌキの活動場所なようであちこちに足跡や糞  ゴミだけでなく「食べ物」の漂着
クルミの実を収獲 
左岸の河畔林に引っ掛かったゴミ
上陸が難しく除去が大変
ゴミ搬送ボート
2人艇にゴミ満杯 
ゴミ回収を終っての川下り
いつ来ても気持ちがいい風景 
グランドホテル下の河原からゴミを上げる  活動の後立ち寄った「納涼台」の跡  昼からはのんびりと魚釣り
手ごたえなし 

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