Eボート長良川クリーンアップ作戦 2017.11.12 報告


 
 今年も長良川の下り納めは『Eボート長良川クリーンアップ作戦』 風もないおだやかな天気になりました。
 瀬張り網漁が撤収された千鳥橋の河原から漕ぎ出し、瀬を下り、右岸の河原に上陸します。空き缶などの漂着ゴミはあまりありませんでしたが、相変わらずビニール、ポリエチレンなどの農業資材のゴミが灌木に引っかかている目立ちました。次は対岸に渡って、川岸の木に引っかかった漂着ゴミの回収。こちらは足場が良くないので大人の出番です。今シーズンも台風による増水でかなりゴミ(やはりプラスチック類)が目立ち、目に見える範囲だけでもとても回収できる量ではありません。それでも頑張って取り除き、かなりな量が集まりました。最後は右岸に渡り返し、わんど(川の流れがいりくんでよどんでいるところ)へ上陸。いつも川下りで遊ばせてもらっている場所です。洪水による土砂の流入でわんどはかなり小さくなっていますが、その分砂の河原が広がり長良川の中流らしくない景色になっています。砂の上にはタヌキやウサギなどの足跡が点々と残され(野生動物の遊び場!)なかなか楽しい風景ですが、灌木に引っかかった大きな漂着ゴミが大変気になります。全部は取り除くことはできませんが、2人乗りのゴムボート(インフレータブルカヤック)の載せきれないほどのゴミを回収しました。これで作業完了。
 鵜飼大橋まで、風景を楽しみながら、川を眺めながら(水中の魚の観察も)川下り。上陸してゴミの回収場所(岐阜市環境事業課に事前依頼)まで運び、活動終了。あとは川下りを楽しみながら長良橋まで。水温が高ければ川流れも楽しいそうですが、そんな季節でもありません(ウエットスーツが必要です)。それでもこの時期の長良川は清流そのもの。ボートを漕がずに流れていくと水中には魚たちが群れ泳ぐ姿。美しい!楽しい!こうして今年の『Eボート長良川クリーンアップ作戦』も終わりました。
 今シーズンの長良川川下りはEボートの水洗い・乾燥のスペース等の事情で1艇体制での活動になってしまい、多くの人に長良川の楽しさを味わってもらうことができなかったのが残念ですが、長良川の素晴らしさは変われません。いつものことながらシーズンの終わりにもっと多くの人に長良川の素敵なところを知ってもらう必要を痛感させられました。また来シーズンへの課題が残りましたね。

河原の灌木に引っかかったゴミを回収  ここはボートでないと近づけない場所
木に引っかかったゴミを取り除く 
砂の上にはタヌキやウサギの足跡が点々と  2人用のボムボートに積みきれないほどのゴミを回収しました  ゴミ回収作業完了後はゆっくりと川下り 

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