Eボート長良川クリーンアップ作戦 2025.11.8 


 
 川下りには絶好の行楽日和よりになりました。毎年この時期は、イベントが多く参加者が少ないのですが、今年は小学校の学校行事とも重なったようで、最小限の参加者になってしまいました。
 人気の少ない千鳥橋からボートを出します。「瀬張り網漁」の季節ですが、今年はアユの「落ちる」のが遅れていて、はねるアユも少なく、漁はまだ本格的には始まっていないようです。瀬を下ると禁漁区の「ご漁場」。
これまではここで二手に分かれて左岸の河畔林に引っかかった漂着ごみの除去も行ってきましたが、今年は大水が出なかった影響で気になるような左岸のゴミはほとんどなく、全員で右岸で作業することになりました。前日に下見しましたが、一見河原のごみは少なく、「ゴミ拾い」もすぐに終わるような感じでしたが、よく見ると土砂に埋まった特殊なゴミや川の中からはよく見えない大きなゴミが次々に出てきます。子どもは小学校低学年の兄弟でしたが、よく働きいっぱいゴミを集めました。ボートから近づかないと取れないゴミもありました。一旦集めたゴミをボートに乗せ移動、上陸。再度作業を開始します。河原の大きな木(柳)に農業用資材と思われるプラスチックの袋のようなものも絡みついて行って、ナイフも使って苦労して取り除きました。中には袋が土砂に埋って土嚢状になっているものもあり大変でした。これらのものはこのままにしておいても放っておけばいずれは風化して流されてなくなりますが、決して自然に帰るものではなく、最終的には海でマイクロプラスチックとなり生態系に深刻な影響及ぼすことになります。子どもたちにはこの体験とおして身をもって学んでほしいと思いました。
 回収したゴミは
2人乗りのボートとEボートの空きスペースに分けて乗せて運びます。量的にはさほどでもありませんが、金属ゴミや水を含んだ繊維状のものもあり結構な重さになります。この後、鵜飼まで大橋下り上陸、そこから河原を歩いて車が入れる指定場所まで運ぶことになりますが、一人当たりのごみの重量が重そうで思いやられます。金華山を前方にボートでゆっくり下っていくのはとても気持ちのいいものです。風も無く透き通った水面から魚が泳ぐのが見えるはずでしたが、アユの影が薄く少し残念でした。川岸にはシラサギの群れがいて近づくと一斉に飛び立つのを見るのはこの季節の川下り楽しみです。
 
鵜飼大橋の下にボートをつけ、この先どうやってゴミを分担して運ぼうかと考えていた口のチェーンのカギ持っているとのはなし。ありがたく利用させていただくことになり、ゴミを下して、そのままゴールの長良橋まで下ることになりました。

 毎回のことですが、川下り清掃を終えた後はさわやかな季節と相まって全員心がすっきりした感じになります。参加した兄弟の感想。「泳ぎたかった!」 今度は暑いときにまた来てください。

千鳥橋から漕ぎ出します。  一見きれいな河原も大物のゴミが流れ込んでいます  水の中のゴミも回収  小学生頑張っています  一次ゴミ回収後
河原の灌木にまだ気になるゴミが 
ゴミをボートに回収名ながら下ります 大きな木には大きなゴミが絡みついています  苦労してプラスチックごみを木からはがします  ボートの空きスペースにゴミを積みこんで下ります  鵜飼大橋でゴミを下ろします(あとで車で回収)

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